近畿圏25年上半期、1兆1864億円で21期連続黒字

調査・データ大阪税関は17日、2025年上半期の近畿圏貿易概況を発表した。総輸出額は10兆8473億円で、前年同月比4.5％増と3期連続の増加となった。総輸入額は9兆6610億円で、同5.6％増と2期連続の増加だった。輸出入の差額は1兆1864億円の黒字で、21期連続の輸出超過となった。

輸出品目は、「半導体等電子部品」が7.4％増の1兆2468億円、「自動車」が22％増の2543億円と増加した。一方、「映像機器」が31.9％減の770億円、「建設用・鉱山用機械」が6.2％減の3999億円と減少した。

輸入品目では、「医薬品」が22.4％増の6866億円、「事務用機器」が41.9％増の2795億円と増加した一方、「石炭」が28.3％減の1349億円、「原油及び粗油」が14.3％減の2917億円と減少した。

また同日発表された6月の近畿圏貿易概況によると、総輸出額は1兆8695億円で、前年同月比1.4％増と9か月連続の増加となった。総輸入額は1兆5719億円で、同1.1％増と2か月ぶりの増加だった。輸出入の差額は2976億円の黒字で、5か月連続の輸出超過となった。

輸出品目は、「自動車」が33.2％増の454億円、「半導体等電子部品」が5.4％増の2157億円と増加した。一方、「有機化合物」が33.4％減の276億円、「医薬品」が21.2％減の429億円と減少した。

輸入品目では、「半導体等製造装置」が3.5倍の524億円、「非鉄金属鉱」が2.4倍の271億円と増加した一方、「原油及び粗油」が51.8％減の334億円、「通信機」が37.2％減の271億円と減少した。

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