財務・人事DSV(デンマーク)が22日発表した2026年上半期(1-6月)の業績は、売上高が前年同期比41.9%増の1471億400万デンマーククローネ、特別項目控除前EBIT(利払い・税引き前利益)が同29.4%増の111億1000万デンマーククローネとなった。シェンカーの買収効果や統合による相乗効果に加え、航空・海上輸送とコントラクトロジスティクス部門の収益改善が寄与した。一方、最終利益は17.5%減の42億6500万デンマーククローネだった。
第2四半期(4-6月)の売上高は23.7%増の766億8800万デンマーククローネ、特別項目控除前EBITは32.5%増の62億5500万デンマーククローネだった。中東情勢を背景としたエネルギー価格の上昇やサプライチェーンの混乱が続いたものの、シェンカーの業績を前年より1か月長く取り込んだことや統合効果により、四半期ベースの特別項目控除前EBITは買収発表後で最高となった。
部門別の第2四半期の特別項目控除前EBITは、航空・海上輸送が9.4%増の37億7600万デンマーククローネとなった。航空貨物の平均粗利益単価の改善が収益拡大につながった。コントラクトロジスティクスは、クラウドやデータセンター関連を中心とするテクノロジー分野が伸び、2.1倍の15億3100万デンマーククローネに拡大した。
道路輸送は90.5%増の9億9900万デンマーククローネだった。シェンカーの業績取り込みや不動産売却益が増益要因となったが、一部の欧州市場では統合作業に伴う生産性低下やネットワーク上の課題が残り、貨物量の伸びは想定を下回った。DSVは経営体制の変更などを通じて改善を図る。
シェンカーとの統合はドイツを含む60か国以上で完了、または作業中で、26年末までの統合完了を見込む。年間90億デンマーククローネの相乗効果を2027年に全面的に実現する計画で、26年には少なくとも40億デンマーククローネの追加効果を見込む。
上半期の実績を踏まえ、26年通期の特別項目控除前EBIT予想を従来の230億-255億デンマーククローネから235億-255億デンマーククローネへ引き上げた。中東情勢や世界経済、貿易環境の不透明感は引き続き業績の変動要因になるとしている。
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