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川崎重工、LPG・アンモニア混載船を引き渡し

2026年8月10日 (月)

ロジスティクス川崎重工業は7日、キャメル・マリティマ向けのLPG燃料推進LPG・アンモニア運搬船「LYLA PATHFINDER」を引き渡したと発表した。貨物倉容積は8万6935立方メートルで、LPG(液化石油ガス)とアンモニアを混載して同時輸送できる。同社が引き渡したLPG燃料推進船として20隻目、LPG運搬船全体では83隻目となる。

同船は従来の8万4000立方メートル型LPG運搬船から積み荷容量を拡大した、8万6700立方メートル型LPG・アンモニア運搬船の13番船である。世界の主要LPGターミナルに入港できるよう、全長や幅などを従来船型から大きく変えず、カーゴタンクの容積を増やした。低炭素エネルギーとして利用されるLPGに加え、将来の脱炭素燃料として期待されるアンモニアの海上輸送にも対応する。

▲LPG燃料推進LPG・アンモニア運搬船「LYLA PATHFINDER」(出所:川崎重工業)

全長229.90メートル、幅37.20メートル、深さ21.90メートルで、満載喫水は11.65メートル。載貨重量は5万6330トン、航海速力は17ノット。

主機関にはLPGを燃料に使用できる「川崎-MAN B&W 6G60ME-C10.5-LGIP」を搭載。主機からプロペラにつながる軸には軸発電機を設置し、通常航海中の船内電力を主機出力で賄う。通常航海ではディーゼル発電機を停止でき、少量のパイロット燃料を除いてLPGによる航行が可能となる。燃料油を使用する場合と比べ、硫黄酸化物やCO2の排出量を削減する。

また、排ガス再循環装置や選択式還元触媒脱硝装置を採用し、窒素酸化物の排出規制に対応した。プロペラ周辺にも複数の省エネ装置を設け、燃料消費量の低減を図っている。

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