ロジスティクス川崎汽船は7日、川崎汽船研修所(東京都町田市)が低引火点燃料船に関する3講習について、国土交通省海事局の認定を取得したと発表した。認定日は7月30日。企業などが運営する民間研修機関による3講習の認定取得は国内初としている。LNG、LPG、メタノール、エタノールを燃料とする船舶に対応し、代替燃料船の安全運航を担う専門人材の育成を強化する。
認定を受けたのは「登録低引火点燃料船学科講習」「危険物等取扱責任者(低引火点燃料)更新講習」「登録低引火点燃料船安全担当者講習」の3講習。船員法施行規則および船員労働安全衛生規則に基づき、低引火点燃料を取り扱う船舶の安全運航に必要な知識や技能を習得する。
登録低引火点燃料船学科講習は、国際海事機関(IMO)が定める国際ガス燃料船安全コード(IGFコード)の適用船を対象とした上級訓練に当たる。講習の開講により、甲種危険物等取扱責任者(低引火点燃料)の資格取得要件の一部を満たすことが可能となる。資格取得には別途、所定の乗船経験と燃料補給作業の経験が必要。
このほか、甲種・乙種危険物等取扱責任者(低引火点燃料)の資格更新や、低引火点燃料船の機関部の安全担当者に義務付けられた講習も同研修所で修了できる。
海運業界では温室効果ガス排出削減に向け、代替燃料を使用する船舶の導入が拡大している。燃料の多様化に伴い、こうした燃料を安全に取り扱う海技者の育成の重要性が高まっている。川崎汽船は自社研修所で専門人材の育成を進め、代替燃料船の安全運航を支える人材基盤を強化する。
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