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ODC、積載90キロの重量物運搬ドローン開発

2026年8月12日 (水)

サービス・商品ODC(富山県滑川市)は10日、最大90キロを積載できる新型重量物運搬・災害対応ドローン「ODC-X90」と「ODC-X90-T」の発表会と実演デモンストレーションを8月7日に開催したと発表した。

ODC-X90は、従来モデル「ODC-X80」から最大積載量を10キロ増やし、90キロとした。80キロ程度の重量物を輸送する場合でも約10キロの余力を確保でき、突風や天候変化が起きやすい山間部などでの安定運用につなげる。

(出所:ODC)

実演では、富山県産スギ材を使って同社が開発した重量約85キロの「木造快適トイレ」をODC-X90で吊り上げて運搬した。車両が進入しにくい山林の工事現場や、道路が寸断された被災地への輸送を想定した。低層ビル火災や山野火災などを念頭に、ODC-X80を使った高所放水の実証デモンストレーションも行った。

▲木造快適トイレを吊り上げて運搬する様子(出所:ODC)

同社によると、ODC-X90は90キロの荷物を300メートルの区間で運ぶ場合、バッテリー2本1セットで5往復し、計450キロを約13分で輸送できる。ODC-X90-Tでは90キロ対応の巻き上げホイストをはじめ、高所放水、メガホン、空中投光照明などのユニットを用意する。着陸せずに複数地点へ荷物を降ろせる多点配置フックにも対応する。

ODCは、平時には土木、林業、送電などの現場で資材を運搬する機体として活用し、非常時には救命対応品や緊急物資、仮設トイレなどを輸送する防災用ドローンとして運用する構想だ。今後、自治体や消防機関、防災協定を結ぶ事業者などとの連携を進め、重量物のドローン輸送を災害対応にも生かす体制の構築を目指す。

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