調査・データアックスタイムズ(大阪市中央区)は19日、フィジカルAIの技術や市場、政策動向をまとめた調査報告書「フィジカルAIの技術・市場・政策&グローバル事例調査 2026年版[No.1 総括・政策・基盤編]」の調査結果を発表した。世界のフィジカルAI市場は2025年の2兆1810億円から、2040年には189兆円へ拡大すると予測している。
調査では、現実世界を認識して自律的に判断・行動するフィジカルAIについて、ソフトウエアや計算・開発基盤に加え、ヒューマノイドロボット、FAロボット、搬送ロボット、トラック、ドローン、配送ロボットなどを対象とした。25年のフィジカルAI基盤市場は3000億円、主要ハードウエア市場は1兆8810億円と推定。40年にはそれぞれ30兆円、159兆円に成長すると見込む。
物流分野では、搬送ロボットやトラック、配送ロボット、ドローンなどが調査対象の主要ハードウエアに含まれる。25年時点では乗用車・ロボタクシーが市場をけん引し、その他のハードウエアは実証や限定導入が中心としている。今後、AI(人工知能)モデルやセンシング技術の高度化、半導体性能の向上に加え、量産化による価格低下、制度整備、標準化が普及を後押しし、2030年代には複数のハードウエアが商用レベルの量産段階に入ると予測する。
地域別では、米国が高い技術力を持つ企業を背景に市場をけん引し、欧州は制度整備、中国は国策による投資や実証・事業化を進めると分析した。日本では製造業や物流業を中心にフィジカルAIの導入拡大を見込んでいる。
調査は4-7月に業界インタビューと公開情報を基に実施した。ソフトウエア・システム1技術、主要ハードウエア10技術、タスク特化型ハードウエア9技術の計20技術を対象とし、技術開発709事例も整理した。
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