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メルカリ、越境取引の検品自動化へAIロボット研究

2026年9月10日 (木)

ECメルカリは9日、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「GENIAC」に、「AIロボットを活用した出品および検品作業の自動化に関わる研究開発」が採択されたと発表した。

研究開発はメルカリの研究開発組織「R4D(アールフォーディー)」が担う。多種多様な商品が集まるメルカリの検品・配送拠点を実証環境とし、検品・出品作業の自動化を目指したフィジカルAIの研究開発に取り組む。

メルカリの越境取引では、海外から購入された日本の商品を同社の拠点に集約し、検品した後に海外の購入者へ発送している。多様なカテゴリの商品を扱うため、形状や状態がさまざまで、布製品やカバンなどの柔軟物を扱う作業や、ボタン・ファスナーなどの操作を伴う作業も発生する。

今回の研究では、カメラから取得した映像情報と自然言語による指示を理解し、ロボットの行動を生成するVLAモデルを、触覚・力覚を統合したマルチモーダルVLAモデルへ拡張する。また、視点変化に強いCamera Aware VLAの開発、人間の実際の作業感覚を転移するデータ収集基盤の構築にも取り組む。

メルカリは2025年9月に「メルカリ グローバルアプリ」の提供を開始し、現在は台湾、香港、米国で展開している。中長期的には100以上の国や地域への拡大を目指しており、今回の研究を通じて越境取引における物流オペレーションの効率化を図る。

GENIACへの採択は、6月に発表した「Generative Retrieval技術を用いた二次流通市場向け高精度検索・推薦基盤モデルの開発」に続き、本年度2回目となる。

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