行政・団体国土交通省は10日、スカニアジャパンが大型トラック「LPGRSシリーズ」計3514台について、2件のリコールを届け出たと発表した。対象は燃料タンクの燃料飛散防止装置に関する2731台と、トランスミッションの不具合に関する783台で、いずれも10日からリコールを開始した。
燃料装置の不具合では、燃料タンクの製造工程が不適切だったため、給油口に燃料飛散防止装置が取り付けられていない車両がある。対象は2017年10月19日から25年4月4日までに製作された計2731台。全車両を点検し、装置がない場合は追加装着する。装着後に給油操作へ支障が出る場合は、燃料タンクの位置も調整する。
もう1件はトランスミッション内部のギヤセレクターシャフトに関する不具合。ギヤシフトフォークを固定するピンの設計が不十分で、高負荷状態で変速操作を繰り返すとピンが緩む可能性がある。変速時間の増加やギヤの係合不良が起き、実際のギヤ位置とメーターパネル上の表示が一致しなくなるおそれがある。
対象は24年9月2日から26年1月16日までに製作された783台。全車両で、実際のギヤ位置と表示が異なった場合に警告するようトランスミッション制御ユニットのプログラムを書き換える。変速異常が発生した場合は入庫を促し、警告が出ている車両では固定ピンを対策品に交換する。
いずれも不具合や事故は確認されていない。
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