荷主エクサウィザーズ(東京都港区)は17日、住友電装(三重県四日市市)と、生産現場で使う複数のAIエージェントの共同開発を始めたと発表した。カメラやセンサーから得た情報をAI(人工知能)が分析し、生産ラインの異常を見つけたり、熟練者の知識を学んだりする仕組みを構築する。2026年度中に海外拠点で実証し、27年度のグローバル展開を目指す。
両社は8月から開発を進めている。製造業では、人手不足や熟練者の技能継承、海外拠点を含めた技能のばらつきなどが課題となっている。住友電装はAIを活用した工場の自動化を計画しており、その一環として、エクサウィザーズの画像・映像認識や動作解析などの技術を生産現場に取り入れる。
開発するのは「監査AI」「介入AI」「レビューAI」などで、監査AIは生産ラインのカメラ映像や設備データを確認し、生産ペースの低下や異常の兆候を検知する。介入AIは、その情報を基に現場リーダーへ対応を促す。さらにレビューAIは、熟練者やリーダーとの対話から作業の知識やノウハウを学び、蓄積する。
住友電装は将来、需要予測や人員配置、物流遅延予測などを担う複数のAIを連携させ、生産現場の判断や指示に活用する構想を掲げている。今回開発するAIをその土台の一つとし、蓄積した知識を従業員の教育や人材育成にも役立てる計画だ。
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