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マースク、改造船に世界最大のエタノール補油

2026年10月20日 (火)

国際海運大手APモラー・マースク(デンマーク)は19日、シンガポールでコンテナ船「Maersk Halifax」に5000トンのバイオエタノールを補給したと発表した。同社によると、エタノール燃料のバンカリングとしては世界最大規模。荷役作業と並行して燃料補給を実施した。

Maersk Halifaxは、既存船を改造した同社初の二元燃料対応船。今回の補給は、マースクの船隊で改造船にエタノールを供給する初の事例となった。シンガポール海事港湾庁(MPA)などと連携し、ISCC認証を取得したバイオエタノール5000トンを補給した。

(出所:APモラー・マースク)

マースクは今回の運用を通じ、エタノールを船舶燃料として利用する際の燃料調達や供給インフラ、サプライチェーン、船上オペレーションなどを検証した。エタノールは既存の生産・流通網を活用しやすく、アルコール燃料対応エンジンへの適用も可能なことから、海運の脱炭素化に向けた選択肢の1つとして注目されている。

同社は単一の燃料だけで国際海運の脱炭素化を進めるのは難しいとして、複数燃料を組み合わせる方針を掲げる。2026年には二元燃料船「Laura Maersk」「Antonia Maersk」「Tangier Maersk」でエタノールを使った試験航行を実施しており、今回の大規模補給を通じて実運用に向けた検証を進める。

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