10月の造船統計速報、輸出向け貨物船の竣工26隻

荷主国土交通省は15日、10月の造船統計速報を発表した。造船主要53工場の鋼船受注・建造実績は、受注5隻（19万6000総トン）、起工29隻（109万5000総トン）、竣工32隻（149万4000総トン）、竣工船価1453億円、生産指数84.3となった。生産指数の前年同月比は54.7％増。

このうち、国内船の竣工実績は1隻（2000総トン）で生産指数は65、輸出船の竣工実績は合わせて31隻（149万2000総トン）、生産指数は85.3となった。輸出船の内訳は貨物船が26隻で、うち一般貨物船が1隻（パナマ向け）、鉱石専用船2隻（シンガポール、リベリア向け）、ばら積み船11隻（パナマ、マーシャル諸島など向け）、鉱石兼ばら積み船12隻（パナマ、マーシャル諸島など向け）。

油送船は、一般油送船1隻（バハマ向け）、化学薬品船3隻（マーシャル諸島、香港など向け）、LNG船1隻（バハマ向け）だった。鋼船修繕実績は101隻、工事金額は35億円となった。