【決算】日本レップ、大幅赤字から脱却

財務・人事2年連続の大幅赤字から脱却し、利益を計上した。コスト管理の徹底、新規賃貸契約の締結による同社管理物件の空室率改善、2物件の売却、同社が運用する小型ファンドのリストラやリファイナンスなどにより、財務基盤の改善を図った。

今期は、一年内となった連結する大型私募ファンドの融資枠が期間満了となることから、リファイナンス・リスクを含めた事業リスクを低減するよう努める。具体的には、投資家からの新たな資金の調達、ノンコア資産の売却資金を借入金の一部返済に充当することなどを検討する。過去の借入金返済などのために行った資産売却では多額の損失を計上したが、今後は売却資産価値の最大化を目指し、損失を回避か最小限に抑えられるよう努める。

継続企業として存続能力を高めるとともに、売却資産はノンコア資産のみを対象としていく方針。また、連結対象の大型私募ファンドなどのマネジメント業務を通じて成長を図るとともに、新たに開始したJLDFによる調達資金、親会社であるMGJからの借入金、新規の投資家からの出資を活用し、新規の投資開発業務に取り組む。

これらにより、売上高44億800万円、営業利益11億3200万円、経常利益2億200万円、純利益6500万円を見込む。