日通、14年度の引越件数7％減、金額ベースも減少

ロジスティクス日本通運は22日、2014年度の引越取扱い実績をまとめた。引越件数は43万5100件で前期比7％減、このうち単身パックは14万2000件で5.3％減少した。金額ベースでは591億1700万円で5％減少した。

映画とのタイアップによるキャンペーンの実施、コールセンターの一元化による受付体制の強化など販売拡大に注力したが、業者間の競争が激化し、前年度実績を下回る状況が続いた。

最繁忙期には需要呼応するため、価格に訴求したプロモーションを展開し、3月は前年同期実績を上回ったものの、年度を通じた実績ではカバーしきれなかった。

15年度はも建設業界の人件費や資材価格の高騰、業者間競争の激化といった懸念要因があるものの、消費税増税の影響が一巡し、個人消費の持ち直しがみられることから、キャンペーンなどの販促活動やWEB受付の強化を図り、650億円の売上確保を目指す。