日通、電車内に個人情報1100件保存のHDD置き忘れ

話題日本通運は17日、業務用ノートパソコン1台と外付けハードディスクドライブ1台の入った鞄を電車内に置き忘れ、紛失する事故が発生したと発表した。

紛失したノートパソコンと外付けハードディスクドライブには、氏名、メールアドレスなど送受信した電子メール情報、氏名、住所、電話番号を含む見積書などの業務情報、合わせて1100件の個人情報が保存されていた。同社の従業者情報も含まれているが、「現時点では、情報漏洩、不正利用などの事実は確認されていない」としている。

事故発生を受け、同社では2007年4月から10年9月に隅田川支店と、10年10月から今月に北千住支店と取引きのあった顧客に対し、「不審な電話・郵便物・電子メールなどによる勧誘」への注意を呼び掛けている。

同社では「このような事態を招いたことを真摯に受け止め、再びこのような事案が発生しないよう、パソコンの持ち出し、情報セキュリティについて再度、全従業者への周知・教育を徹底する」としている。