トーホー、日食商事を買収、キャッシュ&キャリー事業強化

M&Aトーホーは11日、静岡県で業務用食品のキャッシュアンドキャリー（業務用食品現金卸売）事業、卸売事業を営む日食商事（静岡市葵区）の全株式を取得し、子会社化することを決めた。

同社グループは連結子会社であるトーホーフードサービスを中心に、業務用食品卸売事業、キャッシュアンドキャリー事業を営んでおり、全国を視野に入れた事業所展開を進めている。しかし、関東以西で展開しているキャッシュアンドキャリー事業は、東海地区が未出店地域となっており「同地区での営業拠点の確保は今後の成長戦略に欠かすことのできない重要課題」と判断した。

日食商事は、静岡県で業務用食品のキャッシュアンドキャリー事業6店舗、卸売事業を展開しており、同社をグループ化することで、東海地区のキャッシュアンドキャリー事業の営業拠点の確保、東海地区から関東地区を一連でフォローするネットワークの強化、店舗運営ノウハウの共有など相乗効果の発揮が期待できることから、株式の取得を行うことにした。

12日に株式譲渡契約を結び、8月1日に引渡しを行う。