住友商事と三井物産、国内肥料事業の統合合意

産業・一般住友商事と三井物産は8日、両社の国内肥料事業を統合することに向けて具体的な検討を開始することで基本合意したと発表した。

両社は今後、共同新設分割による新会社を設立し、両社の肥料原料輸出入事業を新会社に移管・統合する。また、国内製造・販売子会社の住商アグリビジネス、三井物産アグロビジネスを統合新会社の完全子会社とした上で合併することも検討する。

住友商事、三井物産は2010年3月に海外肥料原料輸入事業での業務提携を行い、共同配船などの協業を進めてきたが、「業務提携に一定の成果が上がった」として、さらに広範囲にわたる提携に向けて協議。

この結果、両社の国内事業を統合し、肥料原料輸出入事業では原料の買付・販売の強化を行うとともに、国内製造・販売事業では生産・販売体制の融合による全体最適運営を図ることが、国内肥料事業での競争力強化に資するとの考えで一致、合意したもの。