伊藤忠、マレーシア肥料販売大手に資本参加

産業・一般伊藤忠商事は11日、マレーシア肥料販売大手「アグロメイトホールディングス」の株式25％を取得すると発表した。

伊藤忠商事のネットワークを活用して仕入れソースの拡充を図りたいアグロメイトと、アジアで肥料取扱を伸ばしたい伊藤忠商事の思惑が一致し、今回の合意に至った。

世界的な人口増加に伴って食料需要が増加する中、肥料資源の需給は中長期的なひっ迫が見込まれることから、アグロメイトと共同でアジアを中心に強固な販売体制を構築していく。

アグロメイトは1970年創業、マレーシア国内に7か所、インドネシア国内に2か所の物流拠点を保有し、年間130万トンの肥料を販売する、アジア有数の肥料ディストリビューター。サバ州で年間20万トンの生産能力を持つNPK肥料工場も運営している。