住友倉庫2Q、海運事業の黒字転換で営業益40％増

財務・人事住友倉庫が7日に発表した2020年3月期中間（4-9月）決算は、売上高952億3100万円（前年同期比5.8％増）、営業利益55億5100万円（40.8％増）、最終利益43億200万円（2.5倍増）と増収増益で、前年同期に営業損失8億200万円を計上していた海運事業の黒字化が全体の利益増をけん引した。

■物流事業
主力の物流事業は、部門売上778億3200万円（6.8％増）、部門利益54億7600万円（11.8％増）と増収増益だった。Eコマース関連の輸送が拡大し、陸上運送・その他の部門が売り上げを12％伸ばしたほか、倉庫・港湾運送・国際輸送の各部門も新設拠点の稼働などにより堅調に推移した。

■海運事業
海運事業は、部門売上127億9100万円（0.8％増）、部門利益200万円（前年同期損失8億200万円）と売上げは微増ながら採算が大きく改善した。北米向けコンテナの輸送数量の増加と運賃水準の回復が増収の要因で、回送費などのコンテナ関連費用を削減したことが黒字化につながった。