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全国港湾、フェリー問題で横須賀市への抗議延期

2021年6月2日 (水)

行政・団体全国港湾労働組合連合会(全国港湾)はこのほど、横須賀市が誘致を進めている北九州市からのフェリーが車両船荷役業者の業務を奪うとして抗議を続けている問題について、3日に予定していた同市への抗議運動を延期すると発表した。「関係者の事態解決のための努力が続いていること」に配慮したもの。

全国港湾はかねてから、横須賀新港埠頭にフェリーが入港した場合、埠頭の広さや岸壁の長さなどから「フェリーと車両船の業務が両立することは物理的に不可能」と主張。同市に対して問題解決に向けた協議開催を提起しているが、市側は「共存可能」と回答しており実現には至っていないという。

横須賀市と北九州市を結ぶ東京九州フェリー(福岡県北九州市)のフェリー便は、7月1日に就航する予定。