ギフトパッドなど、鳥取県南部町で買い物代行開始

フードギフトパッド（兵庫県西宮市）は25日、鳥取県南部町で買い物代行サービスを開始すると発表した。同町や小売業者などと連携し、外出困難者や新型コロナウイルス感染症の拡大で外出を控える住民の生活を支援する。高齢化が進む地方で、業界を超えた住民の支援活動が広がってきた。

南部町のほか、買い物代行事業における地元組織の立ち上げを支援するローカルボンド（鳥取県米子市）、山陰地方を地盤にスーパーマーケットを展開する丸合（同）、福祉を通じて南部町を元気にする活動を行っている青年海外協力協会南部事務所（南部町）がそれぞれ連携。ローカルボンドは買い物代行サービスのウェブサイトを運用する。丸合の西伯店（南部町）は、サイトへの商品掲載を担う。青年海外協力協会南部事務所は、住民から依頼された商品を店舗で購入して届ける。ギフトパッドは、サイトの構築を行う。

鳥取県西部の山間にある南部町では、丸合が来店困難な住民からの電話注文を受けて外部配達会社へ委託し、商品を自宅に届けるサービスを展開。需要が高まり丸合の従業員だけではサービスを継続できなくなったことから、ギフトパッドなどが連携して買い物代行サービスを提供することを決めた。

▲買い物代行サービスの概要（出所：ギフトパッド）