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香川の企業、調剤薬剤のドローン配送実証実験

2022年2月16日 (水)

▲実証実験に使用するドローン(出所:クオールホールティングス)

調査・データドローン物流事業を手がけるベンチャー企業「かもめや」(香川県高松市)は、全国で保険薬局を運営するクオールホールディングス(HD、東京都港区)と処方せんを用いて調剤した薬剤のドローン配送実証実験を行う。実験を通じて、離島やへき地など、医療アクセスが不十分な地域における医療充実を目指す。

実証実験は、21日と22日の2日間、広島県江田島市で行われる。患者がオンライン診察を受けた後、処方せんが発行され、手元に薬が届くまでを、一気通貫で実施する。

模擬薬やダミーの患者での実験ではなく、実際の患者に対して処方せんを用いて調剤を行い、ドローンを使って薬剤を届ける。

同社とクオールHDは「実証実験により得られた知見や課題、情報の整理を行うことで、ドローン運用可能地域の特定と、今後のラストワンマイルを補強する運送手段としての事業展開の可能性について、基礎データを取得する」と実験のねらいについて説明。

ドローンによる医薬品配送を、医療アクセスが不十分な地域における医療の充実に貢献していきたいとしている。

(出所:クオールホールディングス)