商船三井、日本初の女性自動車船長が着任

▲船長の松下尚美氏（出所：商船三井）

財務・人事商船三井は6日、自動車運搬船「Beluga Ace（ベルーガ エース）」の船長に松下尚美氏を任命したことを発表した。女性海上社員が船長として実際に乗船をするのは、総合海運会社では日本初（同社調べ）となるという。

松下氏は主に自動車船やコンテナ船で乗船経験を積み、陸上においては営業支援や船舶管理など、幅広いフィールドで活躍。このたび、6日に出航した自動車運搬船に船長として乗り込んでいる。

海運業に従事する女性は2016年の国土交通省の調べでは全船員2万9827人中708人と、全体で2.4％にとどまっている。商船三井では近年、女性社員の数が急増しており、17年の194人から22年には308人となったが、うち海上勤務は17年10人、22年でも14人と未だに少ないのが現状だ。

同社は今後も多様な人材が働き甲斐を持てる職場環境作り、キャリア支援を推進するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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