GLP、H&Mと川崎市の物流施設で直接契約

ロジポート川崎の外観

アパレルGLプロパティーズ（東京都港区）は29日、エイチ・アンド・エムへネス・アンド・マウリッツ・ジャパン（H&M）とマルチテナント型物流施設「ロジポート川崎」（川崎市川崎区）の新規賃貸借契約を締結した、と発表した。同施設は今後、「GLP川崎」に改称する。

H&Mはこれまで、同施設をサード・パーティー・ロジスティクス（3PL）会社との契約を通じて利用していたが、日本でのビジネス拡大を目指し、GLプロパティーズと2万1000平方メートルに及ぶ敷地面積の直接賃貸借契約を結ぶことになったもの。

これにより、GLP川崎はH&Mにとって日本で初めての物流拠点となる。

施設は、敷地面積6万4194平方メートル、延床面積16万286平方メートルの地上5階建てで、災害時での入居テナントのBCP対応をサポートするため、免震構造を採用している。

また、大型車でも各階へのダイレクトアクセスを可能にするダブルランプウェイを設置し、バックアップ電源設備も導入。防災センターには集中管理システムを完備する。周辺は工業・物流に特化したエリアで、産業道路に面しており、24時間操業が可能。

H&Mは世界的なファッションブランドとして、46か国に2600店舗を展開し（8月31日時点）、日本では2008年9月に銀座への出店を皮切りに、19店舗まで拡大している。

■GLP川崎の概要
所在地：神奈川県川崎市川崎区池上新町3丁目1番4
敷地面積：6万4194.26平方メートル（1万9418.76坪）
延床面積:16万285.97平方メートル（4万8486.5坪）
構造：地上5階建て
用途：マルチテナント型物流施設
竣工：2008年8月
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