道路法違反繰り返し是正指導受けた15事業者を公表

行政・団体日本高速道路保有・債務返済機構は1日、高速道路で繰り返し車両制限令に違反した状態で通行した15事業者に対して行った、是正指導の内容を公表した。

道路法第47条第2項に記載されている車両制限令違反は、重大な諸元違反、有効期限切れ、通行経路違反、積載貨物違反、連結車違反、許可証および回答書なし──の6項目。今回是正指導を行った事業者は、いずれかに該当した違反を複数回行っており、中には4項目の違反が確認された事業者も見られた。対象の15事業者には改善措置の実行と、その具体的内容の報告を求めている。

道路法の違反者に対する取り締まりは、高速道路からの退出指示や積み荷の減載を促す措置命令があるが、制限値を大幅に超える違反が合った場合は、重大な違反行為に対する警告書の発出、そうした違反を繰り返すことで是正指導が行われる。是正指導があったにも関わらず違反を繰り返した事業者は公表の対象となり、特殊車両通行許可の取り消しや、告発などの手続きを取ることもある。

是正指導を受けた事業者と是正指導を受けた日数、違反項目の数は次の通り。

・山和運輸（千葉県市川市）9日、4項目
・旭日（埼玉県秩父市）11日、4項目
・アスリートトラフィック（愛知県半田市）4日、3項目
・青野運輸（甲府市）2日、1項目
・小出商事（東京都江東区）3日、2項目
・大渡（大阪府柏原市）2日、2項目
・宮本工業（千葉県八千代市）5日、1項目
・アースファクトリー（静岡県沼津市）2日、1項目
・福田運輸（兵庫県加古川市）2日、2項目
・三衆物産（千葉県船橋市）2日、2項目
・外山運送（広島県福山市）2日、2項目
・聖徳貨物（熊本県甲佐町）2日、3項目
・進栄商会（北九州市小倉南区）2日、3項目
・ムラヤマ（千葉県市川市）2日、1項目
・西浦商会（福井県敦賀市）2日、2項目

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LOGISTICS TODAY編集部
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