三井不動産、埼玉・八潮で物流施設開発に着手

MFLP八潮の完成予想図

ロジスティクス三井不動産は7日、埼玉県八潮市で物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク八潮」（MFLP八潮）の開発に着手した。2014年2月末の竣工を目指す。

流通の変革と企業の物流拠点の分散化・集約化の動きに伴い、好立地に建設され、汎用性が高く、優れた機能性を備えた大型物流施設へのニーズが高まっていることから、同社はこうした先進的な物流施設開発に注力する方針。

これまでに千葉県市川市で昨年12月に着工した、グローバル・ロジスティック・プロパティーズと共同で開発する「GLP・MFLP市川塩浜」を含め、首都圏6物件、大阪1物件の合わせて7物件の開発に取り組んでいる。

■倉庫部分3階建て、延床面積4.1万平方メートル
首都高速三郷線「八潮南IC」から4.2キロメートル、首都高速川口線「新郷IC」から5.6キロメートルと東京都心へのアクセスに優れ、東京外郭環状道路「草加IC」から4.4キロメートルと、首都圏への配送拠点としても活用できる。また、東武伊勢崎線草加駅から徒歩18分、駅と施設を結ぶ路線バスも運行されており、通勤の利便性も高い。

施設は地上4階建て、倉庫部分は3階建てで、延床面積4万1600平方メートルの規模。環境にも配慮し、建築環境総合性能評価システム（CASBEE）のAクラス認証取得を目指しているほか、建物屋上部分には1MW（メガワット）の太陽光発電パネルを設置する計画。

■MFLP八潮の計画概要
所在地：埼玉県八潮市南後谷99
事業者：三井不動産
敷地面積：2万3400平方メートル（7000坪）
延床面積：4万1600平方メートル（1万2500坪）
構造：地上4階建て（倉庫部分は3階建て）/S造
設計・監理：フクダ・アンド・パートナーズ
施工：錢高組
着工：2013年5月7日
竣工：2014年2月末日
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