東洋ゴム、トラック用タイヤでグッドデザイン賞

認証・表彰東洋ゴム工業は1日、9月に発売を開始したトラック・バス用スタッドレスタイヤの新商品「M929Pプレミアム」が今年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。

M929プレミアムは、冬季の路面をしっかり捉えて走行できる、高い氷雪走行性能と、スタッドレスタイヤを通年使用する環境でコスト抑制につながる「摩耗ライフの向上」を兼ね備えており、スタッドレスタイヤの中でも高付加価値商品となる。

同社独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「イーバランス｣によるシミュレーション技術を駆使し、トレッドのブロックを互い違いに配置。タイヤに強い負荷がかかるブレーキング時や加減速時に、ブロック同士がひっかかり合うことでその倒れ込みを防止する。

トレッドパターンの最適化を図ったことで、氷上性能は従来品比9％向上し、摩耗ライフ性能も15％高めた。

グッドデザイン賞の受賞に際し、審査委員会は「デザイン面での判断が難しい傾向のある商用車用タイヤだけに、目に見える性能を表現した技術は説得力があった」と高く評価した。

同社のグッドデザイン賞の受賞は、昨年受賞した「トランパスmp」「トランパスmpF」「ナノエナジーシリーズ」に続き、4製品目。