パナソニック、歩行者検知できるミリ波技術を開発

荷主パナソニックは15日、40m先にある自動車や歩行者、自転車を20cm離れれば0.1秒でそれぞれを個別に分離し検知するミリ波レーダーの高精度・広視野角化技術を開発した、と発表した。この技術を79GHzレーダーに適用し、交差点内の事故を未然に防ぐ検知センサーなどに応用することで、安全支援システムの進化と普及を加速させる。

ミリ波レーダーは、夜間や悪天候時でも、歩行者や自動車を検知できるという特長がある。この技術は、レーダーの検知精度を高めることで、自動車だけでなく、20cm離れた歩行者や自転車を0.1秒で分離・検知することができる。また、複数のミリ波レーダーを同時に動作させて広視野角化にも対応可能。この結果、交差点などへの設置の自由度が向上する。