国交省、日露都市環境協議会を設立

行政・団体国土交通省は28日、ロシアの都市環境改善に向けた日露両国間の協力を促進するため、「日露都市環境協議会」を設立し、30日に設立総会を開催すると発表した。

ロシアでは、モスクワなど都市部の人口増加に伴い、既成市街地の再開発、都市交通の再整備、老朽化した住宅団地の建替、廃棄物処理施設の整備など、都市環境問題を改善するための取り組みが急務となっている。

協議会は、2012年11月に開催された貿易経済に関する日露政府間委員会で創設が合意された「日露都市環境問題作業部会」の取り組みを通じ、ロシアの都市環境の改善に向けた日露両国間の協力を促進していくため、日本側で同国の都市環境に関心を持つ官庁、民間企業、自治体など幅広い関係者間で知見、情報を共有する。