東芝、中国の液晶テレビ生産を終息、生産委託へ

荷主東芝は2日、映像事業の構造改革の一環として、液晶テレビの中国生産拠点「大連東芝テレビジョン社」（大連東芝電視）の生産活動を12月末までに終息すると発表した。

自社拠点を集約し、生産委託先との協業を進めることで、固定費削減と生産効率向上を図る。大連東芝テレビジョン社は生産終息に伴い解散する。

国内向けに大連東芝テレビジョン社で生産している機種は段階的に生産委託に移行し、中国市場向け製品は現地企業との協業による供給を継続する。

東芝では今年度の構造改革の施策として、液晶テレビの欧州生産拠点をコンパル社へ売却するなど、海外生産拠点のファブライト化を進めており、一連の生産拠点整備の最終段階として、中国の拠点も生産を終息することで固定費削減などを進め、2013年度下期の黒字化を目指す。