調査・データサプライチェーン可視化サービスを手がけるプロジェクト44(米国)は24日、ホルムズ海峡を巡る混乱の発生から20週間で、同社のプラットフォーム上で確認した貨物の迂回輸送が累計11万4779件に達したと発表した。直近の週間迂回件数は紛争前の4倍で推移しており、通常の物流混乱でみられる早期回復の傾向を示していない。
第20週の迂回件数は4635件で、紛争前の週間平均1118件を大幅に上回った。第11週に底を打った後は再び増加し、過去1か月は高水準で横ばいとなっている。迂回はUAEとサウジアラビアを結ぶ湾岸域内の航路に集中し、ドバイのジュベル・アリ港からホールファッカーン港への経路が最多だった。迂回上位10航路のうち6航路がホールファッカーン港に接続し、上位10航路の累計件数の61%を占めた。
中東向け貨物の一部を受け入れるインドでは港湾混雑が拡大している。ナビムンバイ港の輸入貨物滞留日数は21日と紛争前の5倍超に達し、ムンドラ港も10日と従来の2倍で推移した。トルコのメルシン港では輸入貨物の平均滞留日数が27.12日に上昇。アブダビ港の輸出貨物は、一時16日まで低下した後、直近1か月で3倍の48.5日に延びた。
同社は、迂回輸送が12週連続で紛争前の4倍となっていることから、影響は一時的な航路変更ではなく、輸送網の構造的な再編に移りつつあると分析する。紅海やサウジアラビア周辺にも混乱が広がるなか、港湾滞留や輸送能力への影響が収束するまでには時間を要する可能性がある。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。






























