M&ADHL eCommerce(ドイツ)は27日、バルト三国で宅配事業を展開するVenipak Group(リトアニア)の買収に関する最終合意書を締結したと発表した。買収完了後、DHLはリトアニア、ラトビア、エストニアに完全所有の事業基盤を確立し、Venipakの現地配送インフラとDHLのグローバルネットワークを統合する。
買収は、規制当局の承認など慣例的な条件を満たした後に完了する予定。取引完了後、VenipakはDHL eCommerceの一部となり、統合プロセスを開始する。
Venipakは、バルト諸国で最大規模の独立系小包配送事業者の一つ。約800基の宅配ロッカーと広範な荷物受け取り拠点網を持ち、法人向けと個人向けの両分野で配送事業を展開している。
今回の買収により、DHL eCommerceの事業地域はリトアニア、ラトビア、エストニアへ拡大する。Venipakの域内ネットワークとDHL eCommerceの国際的な配送網を組み合わせ、国内配送と越境配送を一体的に提供できる体制を整える。
DHLは今後数年間にわたり、Venipakの従業員への投資や宅配ロッカー網の拡充、主要ターミナルの仕分け能力増強、IT基盤の強化を進める方針。Venipakの顧客は、DHL eCommerceの国際配送網や小包配送・返品サービスに加え、16万5000カ所以上の宅配ロッカーや受け取り・返品拠点を利用できるようになる。
取引完了後もVenipakブランドは維持し、既存のブランド名で事業を継続しながら、段階的にDHLグループの物流ネットワークへ移行する。現在の経営陣と従業員も、それぞれの役割を継続する。
DHLは今回の買収を通じ、欧州で信頼性、価格競争力、持続可能性を備えた宅配ネットワークの拡充を進めるとともに、バルト地域における事業基盤を強化する。
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