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豊田合成、廃ゴム回収を東北拠点へ拡大

2026年8月4日 (火)

荷主豊田合成は3日、自動車用ゴム部品の生産工程で発生する廃材について、回収先を自社工程からグループ会社へ拡大したと発表した。新たに豊田合成東日本の宮城栗原工場で発生する廃ゴムを回収し、森町工場(静岡県森町)のリサイクル工程へ搬送する。複数拠点から廃材を集約するため、輸送ルートや荷姿、取引方法、受け入れる廃材の品質要件などの運用基盤を整えた。

ゴムは鉄やプラスチックと比べて再資源化が難しく、焼却時の熱利用にとどまるケースが多い。豊田合成は、硫黄結合を解いてゴムを原材料に戻す脱硫再生技術を活用し、自動車部品への再利用を進めてきた。2021年度に森町工場へリサイクル工程を整備し、24年度には再生ゴムの生産能力を従来比2倍に増強した。工程改良により、自動車部品に使用できるリサイクル材の割合も従来の5%以下から20%へ引き上げた。

森町工場では23年度、リサイクル材などを用いた製品の国際認証「ISCC PLUS」を取得した。対象は自動車用ウェザストリップ製品とシート状の再生ゴムで、マスバランス方式によるリサイクル材の管理が認められている。

今回の回収拡大では、自社以外の拠点から廃材を受け入れる物流と品質管理の仕組みを初めて構築。今後はほかのグループ会社や外部企業にも回収先を広げる方針で、廃ゴムを森町工場へ集約して再生する循環網の拡大を図る。

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