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モレックス、ヒューマノイド量産向け配線部品

2026年8月12日 (水)

荷主モレックス(米国)は9日、ヒューマノイドロボットなどに向けた「MiniMixパワー・信号用ハイブリッドコネクター」を発表した。電力供給と高速データ通信を小型のコネクターに統合し、ロボット内部の配線を省スペース化する。ヒューマノイドロボットが試作段階から量産へ移行するなか、組み立て工数や配線の複雑性を抑え、生産規模の拡大を支援する。

MiniMixは最大15.0アンペアの電力供給と、1ギガビット毎秒の1000BASE-T1イーサネット通信を単一のインターフェースに統合した。最小5.65ミリの開口部を通して配線でき、必要な配線領域を他の選択肢と比べ最大50%削減できる。

ヒューマノイドロボットでは手首や肘、膝、足首などに多数のジョイントやアクチュエーターを配置する。こうした狭い空間に電力線と高速通信用の配線を通す必要があり、従来は個別のコネクターを使ったり、最終組み立て時に裸線を手作業で配線、はんだ付けしたりするケースがあった。MiniMixでは終端処理済みのケーブルアセンブリーを狭い内部チャネルに通せるようにし、コネクター数や手作業を減らす。

接続方向はストレートとライトアングルを用意し、内部スペースの有効利用やケーブルへの負荷軽減にも対応する。耐振性を備え、ロボットの継続的な動作や繰り返しの屈曲を想定した設計とした。

用途としてヒューマノイドロボットのほか、自律走行搬送ロボット(AMR)や産業オートメーションシステムを想定する。ロボットの多関節化が進むなか、組み立て作業の効率化やハーネス重量の削減、接続部の障害リスク低減につなげる。

現在は顧客による設計への組み込みや共同評価向けにサンプルと機能評価アセンブリーを提供している。2026年後半に本格的な商業生産へ移行する予定だ。

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