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JMU、31万トン級省エネVLCCを引き渡し

2026年8月10日 (月)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)は7日、有明事業所でムツ・シップホールディング向けに建造した次世代省エネ型タンカー「TOKI MARU」(永希丸)を引き渡したと発表した。同社が開発したN-Malacca型VLCC(大型原油タンカー)の第2番船で、従来船に比べて燃費性能を高め、温室効果ガス(GHG)の排出削減を図った。

(出所:ジャパンマリンユナイテッド)

同船は、同社が長年蓄積してきたVLCCの開発技術を取り入れた。全長339.44メートル、幅60.00メートル、深さ28.60メートル、喫水21.035メートル。総トン数は16万4135トン、積載重量は31万1845トンで、航海速力は14.5ノット。船籍は日本、船級は日本海事協会(NK)である。

環境対応では、SOx(硫黄酸化物)の排出規制に対応するスクラバーと、NOx(窒素酸化物)の排出規制「NOx Tier III」に適合するSCR(選択式還元触媒脱硝装置)を搭載。船舶のエネルギー効率を示すEEDIについても、2025年以降の契約船に適用されるフェーズ3の水準を満たす。

省エネ性能を高めるため、独自開発した新型SSD、SURF-BULB、Multi ALV-Finなどの省エネデバイスを採用した。静水中と実海域の双方で性能向上を図る船首形状「SP-BOW」や新型プロペラ、低燃費型電子制御主機、低摩擦塗料も組み合わせ、従来船を大幅に上回る性能を実現したとしている。

船内にはCadet(実習生)の育成に使用する「Lecture Room」も設置した。大型窓やプロジェクタースクリーンを備え、実際のVLCCの運航を観察しながら、2クラス同時に講義を実施できる。

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