サービス・商品AVITA(アビータ、東京都目黒区)は15日、AI(人工知能)で自律制御するロボットを、人が遠隔操作で補助する仕組みの提供を開始すると発表した。
工場や物流施設、店舗などでは、人や物の位置や形状、作業状況、周囲の環境などが常に変化するため、ロボットがAIだけであらゆる状況に対応するには多くの学習データが必要となる。そこでAVITAは、基本的な作業をAIに任せながら、AIでは対応が難しい場面だけ人が遠隔地からロボットの操作や判断を支援する方式を採用した。完全自律化を待たず、現在の技術でロボットを現場に導入する。
対象業務には、ピッキングや梱包、仕分け、資材搬送などを想定する。例えば、物流施設でこうした作業を行う際、AIでは対応が難しい状況が発生すると、オペレーターが遠隔操作で支援する。その際の人の操作や判断をデータとして蓄積し、AIの学習やロボット制御の改善に活用。これを繰り返すことで、ロボットが自律して対応できる範囲を徐々に広げ、人が介入する場面を減らしていく。
AVITAはこれまで、CGアバターを使った接客・案内サービスを展開し、人が離れた場所から業務を行う仕組みを運用してきた。今回、この遠隔操作の技術や運用経験をロボットにも広げる。AIやソフトウエアに加え、利用する現場に合わせたロボットの開発や改良にも取り組む。
今後は実際の運用から集めたデータでAIを学習させ、自律して対応できる業務や状況を増やす。将来は1人のオペレーターが多数のロボットを遠隔から支援・管理する運用を目指す。
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