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TOPPAN、伊でBOPPフィルム年3万トン体制

2026年9月18日 (金)

荷主TOPPAN(東京都文京区)とイルプラスト(イタリア)は17日、イルプラストのイタリア工場に高機能BOPPフィルムの新たな製造ラインを導入し、稼働式を15日に開いたと発表した。既存設備と合わせ、工場全体で年間最大3万トンの供給体制を整える。

BOPPフィルムは、ポリプロピレンを縦横の2方向に延ばして製造する包装用フィルム。欧州では包装材のリサイクルを進める動きが広がっており、複数の素材を組み合わせた包装から、ポリプロピレンなど単一素材で構成する包装への切り替え需要が高まっている。

▲稼働式の様子(出所:TOPPAN)

イルプラストは、フィルムを縦横に同時に延ばす「LISIM」と呼ぶ技術を持つ。新ラインではこの技術を使い、耐熱性や強度、透明性に優れたBOPPフィルムを生産する。レトルト殺菌など厳しい条件でも使用できる包装材の用途開発を進めるほか、フィルムを薄くすることでプラスチック使用量の削減にもつなげる。

TOPPANとイルプラストは2026年後半までに新ラインでの商業生産体制を確立し、欧州をはじめとする世界市場へ高機能BOPPフィルムや関連パッケージを供給する方針だ。TOPPANの透明バリアフィルム「GL BARRIER」についても、新たな基材としてBOPPフィルムを活用する開発を進める。

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