サービス・商品シノプス(大阪府豊中市)は5日、需要予測型自動発注サービス「sinops」(シノプス)の機能を強化した「自動納品」(仮称)の実証実験を、ぎゅーとら(三重県伊勢市)の一部店舗で10月末から開始したと発表した。AIが需要を予測し、店舗スタッフによる発注数量の確認や修正を介さず、発注から納品までを自動化する。店舗での発注確認時間の削減や在庫圧縮などの効果を検証する。
従来の自動発注では、システムが算出した発注数を店舗側が確認、修正する作業が残るほか、売場の棚容量に合わせた納品量の調整が難しく、品出し回数の増加やバックヤード在庫の発生につながる場合があった。新サービスでは各店舗の売場棚の容量や見栄えを考慮して納品量を算出し、届いた商品をそのまま売場の棚へ品出しできる運用を目指す。
また、店舗や商品ごとに納品数量と頻度を最適化することで、品出し工数の削減や物流効率の改善を図る。実証では、ぎゅーとらの洋日配と和日配の一部商品を対象に、発注確認時間0分の達成、店舗在庫高の圧縮、目標欠品率の維持、品出し・陳列工数の削減などを検証する。自動発注に起因する値引き・廃棄ロスの増加分については、合意した上限など一定の条件の下でシノプスが補償する。
シノプスは販売実績や販売価格、天候などのデータを基に需要を予測し、発注量を算出する仕組みを食品小売業などに提供している。今回の実証結果を踏まえ、店舗オペレーションの効率化と持続可能な流通構造の構築に向けてサービス開発を進める。
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