郵船ロジ、中国・広州の倉庫集約、新拠点開設

国際郵船ロジスティクスは9日、中国法人の郵船ロジスティクスチャイナが広州市に新倉庫をオープンし、8月25日に営業を開始したと発表した。同社は「自動車物流で培ったロジスティクスサービスを基盤として、さらなる消費材物流の強化を図る」としている。

同社中国法人は自動車産業を中心に物流サービスを提供してきたが、中国国内の内需拡大に合わせた消費材市場の盛り上がりとさらなる倉庫需要の期待から、これまで同地域に展開していた倉庫を集約し、業務効率の向上とサービスの充実を目的として新倉庫を開設した。

新倉庫では、既にノウハウのある自動車産業向けジャストインタイム輸送を基盤に、スケールメリットを活かした効率的なハンドリングや輸配送サービスを、国内のリテーラー向けには家電やアパレルなどの店舗配送を展開している。

温度管理を必要とする品物へ定温機能を活用した保管、配送など高品質な付加価値サービスを提供することが可能となった。今後は中国南部と中・西部をつなぐ地域配送拠点としてのクロスドック機能を充実させる。

■新倉庫の概要
名称：Yusen Logistics (China) Co., Ltd. Guangzhou Luogang Logistics Center
所在地：2. Yunpu 2# road, Kaichuang Da Dao, Luogang District, Guangzhou, China
倉庫面積：1万6021.5平方メートル
稼動開始日：2014年8月25日