三菱地所、福岡県久山町に初の単独開発物流施設を竣工

拠点・施設三菱地所は10日、福岡県久山町で地上4階建て、延床面積4万平方メートルのマルチテナント型物流施設「ロジクロス福岡久山」が竣工したと発表した。物流施設としては同社初の単独開発となった。

福岡市、北九州市など周辺都心部への配送をカバーできる立地で、九州自動車道福岡ICへも近いため、九州全域に向けた広域配送拠点としても適している。

最新の物流施設の仕様を備え、1階部分には両面バースを設置。汎用性のある天井高や床荷重を基本スペックとすることで、入居企業の幅広いニーズに対応する。貸付区画は4区画まで分割対応が可能で、7700平方メートル（2330坪）から利用できる。

床荷重は1平方メートル当たり1.5トンとし、梁下天井有効高は最大6.5メートル、一部4.5メートルとした。走らすパンは11.7メートル×10メートル。貸付区画ごとに荷物用エレベーター、垂直搬送機を1基ずつ設置する。

また、停電時にも事業を継続できるよう非常用発電機を設置するなどBCP対策を講じ、日本政策投資銀行による「DBJグリーンビルディング認証制度」で「きわめて優れた環境・社会への配慮がなされたビル」として認証を受けている。また、屋根上に最大出力0.7MWの太陽光パネルを設置する計画もある。

■ロジクロス福岡久山の概要
所在地：福岡県糟屋郡久山町久原2781
敷地面積：1万3136平方メートル（5486坪）
延床面積：4万2平方メートル（1万2100坪）
構造：柱SRC・梁S造、地上4階建て
設計監理監修：三菱地所設計
設計施工：竹中工務店
着工：2013年12月20日
竣工：2014年10月27日