デンソーW、ロボットセンター都内移転し拡充

▲東京FAセンター外観

サービス・商品デンソーウェーブ（愛知県阿久比町）は8日、「ロボットスクール」や「検証テスト」を行う東日本FAセンターを横浜市から東京都江東区へ移転し、名称を「東京FAセンター」に改めて開設した。同社は全国に7か所のFAセンターを展開しているが、都内への開設は初めて。

東日本FAセンターにはスクール用ロボットを6台導入していたが、東京FAセンターでは9台に増設。従来、ロボットスクールを実施するエリアと、ロボット導入前に顧客の工程に合わせた自動化を検証する検証テストエリアは同一スペースで運用していたところについても、「顧客の秘匿性と利便性の向上」を狙い、個別に実施できるようエリアを分けて設けた。

FAセンターは、デンソーロボットの基本操作から実践的な使い方までを講習するロボットスクール、顧客の工程に合わせた自動化を検証するテストブースなどを備えるロボット施設で、デンソーウェーブのロボットスクールは40年にわたってデンソー社内で行ってきた教育実績をもとにして開設した。2018年度のロボットスクール参加人数は前年度から18％増加しているという。

▲東京FAセンター内部