日本郵便、医薬品配送でスギ薬局とも協力

メディカル日本郵便とスギ薬局は4月1日から9月30日まで、「服薬指導済みの薬剤配送サービス」と「残薬回収サービス」を試行提供する。コロナ禍を受けた医療提供体制の変化に対応するもの。

店舗で処方せんを受け付けた医薬品をゆうパック・ゆうパケットで患者の自宅に配達することで、患者の店舗での待ち時間を減らす。希望する患者にはスギ薬局の専用回収キットを提供し、対象店舗で調剤した薬の残りを店舗に送付できるようにする。

まずは4月1日に名古屋市内の3店舗から開始し、準備が整い次第、同市や大府市、豊田市の9店舗にも拡大する。取り扱う郵便局は昭和郵便局、名古屋中郵便局など5局。サービスの提供期間は利用状況などを勘案して延長も検討する。

なお、日本郵便は3月に、東京都葛飾区のアイングループの調剤薬局5軒から、「ゆうパック」で処方せん医薬品を当日配送する実証事業を開始している。