いすゞ、ギガなどトラック3種で2件のリコール

行政・団体国土交通省は17日、いすゞ自動車から「ギガ」「フォワード」「コンドル」のトラック3車種について、2件のリコールの届出を受けたと発表した。装着している制動装置と速度計に、それぞれ不具合を確認したことによるもの。

制動装置の不具合については、駐車ブレーキ用切り替え弁内の樹脂ピストンの材質が不適切なため、空気中の水分により加水分解し、ピストンが破損することがあるとしている。対象は2016年7月7日から19年11月8日までに製造された計4万3702台。これまで市場から6件の不具合が確認され、事故は発生していない。

速度計の不具合については、速度計の制御プログラムが不適切なため、プログラム起動時に特定条件でのキー操作を行うと警告灯が点灯し、速度計などが正しく作動しなくなるおそれがあるという。対象は19年1月28日から21年3月31日までに製造された計4万3429台。これまでに90件の不具合が確認され、事故は発生していない。