日本郵便、e発送サービスでレンタル品返送も

サービス・商品日本郵便（東京都千代田区）は、フリマアプリなどを使った個人同士のEC（電子商取引）の利用者に向けた「e発送サービス」を、13日からレンタル品の返送にも使えるようにした。家電お試しサービスを手がけるレンティオ（東京都品川区）との協業によるもので、個人からEC事業者への「回収物流」の一環だ。日本郵便が10日に発表した。

e発送サービスは日本郵便が2017年6月に始めた事業で、フリマアプリなどの利用者が品物を出品・配送する際、郵便局とコンビニエンスストアのローソンで手続きを簡略化する。専用装置で送り状を簡単に印刷したり、アプリやサイトで決済したりできる。

一方、レンティオは「Rentio」という家電お試しサービスを手がけている。利用者がカメラや生活家電をレンタルして試しに使ってみて、気に入ればそのまま購入し、そうでなければ返品するサービスだ。今回の協業により、レンタル品を返送する際にe発送サービスを使える。レンティオからスマートフォンやパソコンに送られてくるURLや二次元バーコードを、郵便局やコンビニで提示して使う。

日本郵便はことし2月から他の企業と組んでe発送サービスの利用範囲を回収物流に広げており、レンタル商品の返送はこれが初めてとなる。

▲レンタル品返送時のe発送サービス利用イメージ（クリックで拡大、出所：日本郵便）