イトーヨーカ堂、センター配送と店舗配送を併用へ

ECイトーヨーカ堂（東京都中央区）は、首都圏を中心とした「イトーヨーカドー」店舗を軸とする配送関連サービスを、小売ECプラットフォーム「ステイラー」を提供する10X（テンエックス、東京都中央区）と共同で検討する。10Xが12日に発表した。

（イメージ）

イトーヨーカドーでは、ネットスーパーでのセンター出荷型への切り替えが進むなか、店舗においても購入品の当日配送やオンライン注文の即配サービスなど、店舗起点とするサービスの提供を継続している。国内外の事例によると、ネットスーパーと店舗を併用することで、顧客の利用金額が2倍以上になることが実証されているという。10Xのデジタル技術を駆使することで、ネットスーパーと店舗の両輪でサービスを提供し、顧客体験の強化を図る。

コロナ渦の影響により、ネットスーパーの運用を開始する総合スーパーは増加傾向にあるが、その多くが店舗出荷型の形態を取っている。イトーヨーカドーは同社で初となるセンター出荷型の「ネットスーパー西日暮里店」の運営を2015年に開始しており、20年6月には、ステイラーを活用したネットスーパーでは初となるスマートフォンアプリの運用を開始した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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