カンダHD、燃料価格などコスト増で営業利益9.8％減

財務・人事カンダホールディングス（HD）が15日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比8.3％増の516億2100万円、営業利益が9.8％減の27億3000万円、最終利益は8.9％減の17億7400万円だった。

貨物自動車運送事業は6.4％増の369億4000万円、営業利益は、各種コスト増の影響から25.4％減の18億5300万円となった。新型コロナウイルス感染症による制限が解除に向かい、貨物輸送量が全般的に復調する中で、食品・衛生用品・日用雑貨などが堅調に推移した。

国際物流事業の売上高は11.6％増の129億1400万円、営業利益は20.1％増の11億8300万円だった。これまでの特需的な需給逼迫（ひっぱく）による価格上昇は徐々に緩和されつつあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響で制限されていた世界各地の経済活動が回復しつつあることが寄与した。

24年3月期の通期業績は、売上高が0.7％増の520億円、営業利益が13.5％増の31億円、最終利益は15.5％増の20億5000万円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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