経産省、蓄電池SC協調でカナダと局長級対話

行政・団体経済産業省は10日、カナダを訪問中の野原諭・商務情報政策局長が9日に、同国イノベーション・科学産業省のグレゴリー次官補と、持続可能で信頼性のあるグローバルな蓄電池サプライチェーン（SC）の構築に向けた意見交換を行ったと発表した。

（出所：経済産業省）

日本とカナダは昨年9月、カーボンニュートラルの推進と経済安全保障の観点から、 持続可能で信頼性のある蓄電池SCを構築するため、「蓄電池サプライチェーンに関する協力覚書」に署名。覚書に基づいて協力を進めるため、局長級対話を行うことで合意した。

今回、野原局長は、第1回の局長級対話のためにカナダを訪問。局長級対話では、日本とカナダにおける川上から川下までの持続可能で信頼性のあるグローバルな蓄電池SCの構築に向け、両国の政策に関する情報交換の進め方や貿易・投資の促進策、研究開発について、今後の対応策を議論した。

具体的には、日本側から、協力覚書署名以降の日本からカナダへの投資状況について説明。カナダ側からは、日本からの投資を効果的、効率的に進めるための、企業向け投資セミナーやカナダの先住民族との有意義な関係を確立する会合の開催といった提案があった。

両国は引き続き互いに連携し、持続可能で信頼性のあるグローバルな蓄電池サプライチェーンの構築に向けて情報交換を行うとともに、さらなる行動をとっていくことを再確認した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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