カスタメディア、ドローンのフリマサイト開設を支援

サービス・商品システム開発のカスタメディア（大阪市北区）は13日、梱包資材販売のダンボる（千葉県船橋市）と共同で、国内初の専門家が監修するドローン専門フリマサイト「ハチノス」を開発したと発表した。サイトは同社のサイト構築サービスを使って開発され、ダンボるが運営する。

一等無人航空機操縦士の国家資格を持つスタッフが監修する、ドローンに特化したフリーマーケットサイトで、監修者が商品を厳選し、品質や安全性、信頼性を確保する。また、フリーマーケット機能だけでなく、ドローンのレンタルサービスやユーザー間でのコミュニケーション機能も備え、ドローンの普及と活用の促進を図る。

中古ドローンは、機体の状態だけでなく、機体登録や必要な機能の有無など、購入前に確認しなければならない項目が数多くあるが、一般的なフリマサイトでは明記されていないことも多く、知識や経験が少ない初心者にとって高いハードルとなっている。しかし、同サイトでは有資格者が必要な情報を明記したうえでドローンを販売しており、誰でも安心して購入できる。

また、購入はためらうけれど利用してみたいというニーズに対しても、レンタルサービスを用意し、利用者のすそ野拡大を目指す。さらに、ユーザー同士のコミュニケーション機能で、情報交換の場やコミュニティの形成を促す。

本サービスの開発は、新型コロナウイルスの影響での事業の見直しがきっかけだった。

ダンボるはイベント事業も主力の一つだったが、新型コロナ禍によってイベントが激減し、新たな事業展開を模索する中でドローン事業に注目。社長自ら一等無人航空機操縦士などの資格を取得し、ドローンを活用した倉庫管理業務などの事業を始めた。

そうして実際にドローンを活用していくなかで、「あったらいいな」と感じたものを事業化したのがハチノスだといい、昨年7月にサイトを開設した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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