サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は9日、物流に特化した人材紹介サービス「Hacobu Career」(ハコブ・キャリア)を立ち上げたと発表した。物流改革を推進できる人材と企業を結び付け、人材不足が課題となる現場での最適化を支援する狙いだ。
同社の調査では、物流効率化を阻む要因として「ノウハウを持つ人材がいない」「改革をけん引できるリーダーが不足している」との回答が多く、人材面での制約が浮き彫りになっていた。求人市場に候補者がいても、課題に合致する人材を採用するのは難しく、早期離職につながるミスマッチも指摘されている。
Hacobu Careerは、求職者向け専用サイトとスキル診断機能を備え、倉庫管理や輸配送、企画、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進など幅広い職種を対象に紹介を行う。診断では戦略や運用、DX対応などのスキルを可視化し、パーソナリティーと合わせて適性を提示。候補者は自身の強みを把握しやすく、企業は必要な人材像に沿った採用を進めやすくなる。
Hacobuはこれまでクラウド物流管理ソリューション「MOVO」(ムーボ)やDXコンサルティングで改革を後押ししてきたが、今回は「人材」の観点から企業変革を支える。物流人材のキャリア形成を幅広く支援し、人材の流動性を高めることで物流業界全体の持続的発展につなげる方針だ。
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