国際パナマ運河庁は22日、2026会計年度第3四半期(25年10月-26年6月)の運営状況を公表し、通過船舶数と貨物取扱量が前年同期を上回ったと発表した。一方で、深刻なエルニーニョ現象の発生リスクが高まっていることを受け、需要に対応しながら運航制限を実施する可能性があるとの見通しを示した。
6月30日時点の1日あたり平均通過数は35回で、会計年度累計の通過数は1万726回と前年同期比5.2%増加した。貨物取扱量も3億8996万PC/UMSトンとなり、同7.2%増加した。コンテナ船と液化石油ガス(LPG)運搬船がこの増加をけん引したとしている。
業績面では、売上高が48億200万ドルと17%増、純利益は36億1400万ドルで19%増となった。あわせて港湾ターミナルやパイプラインプロジェクト、リオ・インディオ貯水池プロジェクト、物流回廊プロジェクトなどの戦略的取り組みも進展している。
一方、エルニーニョ現象が発生する確率は4月時点の25%から7月には81%へ上昇。運河庁は気象状況を綿密に監視しながら、必要に応じて1日の予約枠数を削減するなどの運航制限を実施する可能性があるとしている。制限の実施時期や範囲は市場状況を踏まえて判断する。
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