公募・入札愛知県とeiicon(エイコン、東京都港区)は29日、先端デジタル技術を活用した実証支援事業「TECH MEETS」で、県内企業など8社が提示する課題の解決に取り組む共創パートナーの募集を開始した。物流分野では、国際物流の入荷遅延把握や貨物照合、納期回答の自動化などをテーマに掲げ、採択案件に最大400万円の実証経費を支援する。
テルミック(台東区)は、国際物流における入荷遅延を即時に把握し、顧客対応を迅速化する物流モデルの構築をテーマとした。海外からの調達品について、輸送状況の把握や遅延発生時の情報共有を高度化する技術やサービスを募る。
名港海運は、高速・高精度な貨物照合による現場作業の効率化を目指す。人手不足が進むなか、貨物確認の省力化や誤出荷防止につながるデジタル技術の導入を検討する。八幡ねじ(愛知県北名古屋市)は、多品種少量の受注に伴う納期回答業務の自動化を課題に設定し、中小製造業の事務負担軽減を図る。
このほか、ジーエスエレテック(豊田市)が設備保全へのセンシングデータ活用、ジェイアール東海高島屋(名古屋市中村区)が待機列の把握、中部国際空港が施設内のデジタル体験創出などをテーマとしている。
募集期間は9月4日午後11時59分まで。企業規模や所在地を問わず、法人登記があり、課題解決に必要な技術やサービスを持つ企業が応募できる。各テーマで1社の採択を予定し、9月下旬に協業先を決定する。実証実験は10月から2027年2月まで実施し、同年3月に成果発表会を開く。
同事業は、中部国際空港島と周辺地域を起点に、2030年ごろの普及が見込まれるサービスの先行実装を目指す「あいちデジタルアイランドプロジェクト」の一環。愛知県内の施設や事業現場を実証フィールドとして提供し、事務局や専門家が社会実装まで支援する。
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